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【メンバー】2ちゃん棋院外伝PART3【交流】

1 :名無し名人:2006/11/30(木) 23:19:18 ID:ZnU0fjVJ
メンバー、その他の人が適当に発言していくスレッドです
誹謗中傷やどうでもいい話題は本スレではなく、こちらでお願いします
ストレス発散にどうぞお使いください


本スレ
【2ch棋院】2ちゃんねら囲碁サークル part12
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamestones/1158814934/


初代スレ
【メンバー】2ちゃん棋院外伝【交流】
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamestones/1128247205/

二代目スレ
【メンバー】2ちゃん棋院外伝【交流】其の弐
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamestones/1150545945/







466 :名無し名人:2007/01/29(月) 23:29:27 ID:HLNsGmVU
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
side Yuya
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裕也「ほんとすいません、なんかうちの妹が」
天音「あら、可愛いじゃないですか。お兄ちゃんにヤキモチ焼いて」
裕也「あいつが? ヤキモチ? そんなわけないですって。あいつときたら、兄に向ってバカだのとろいだのじじむさいなど、言いたい放題なんですよ?」
天音「ふふふふ、よっぽど裕也さんが好きなんですね」
裕也「ないない、天音さんには悪いですけど断言できます」
天音「それじゃ、そうしときましょうか」
裕也「まいったな〜」
俺はばつが悪く、ぽりぽりと頭をかいた。
そんな仕草が面白いのか、天音さんが肩を震わせている。
裕也「ハハっ」
肩の力が抜ける。
俺は部屋に女の子はもちろん、何かのさいに家にすら呼んだことがない。
もちろん、女の子と二人っきりで喋ったこともない。
正直、極度の緊張で気まずい空気が流れるんじゃないかなと心配していたが、さっきの妹とのやりとりでだいぶほぐれたみたいだ。
恋には感謝しないといけないな。
天音「やっぱり、ちょっと緊張しますね。私、男の人の部屋に入るの初めてなんです。なに喋ったらいいんだろう〜って」」
裕也「え、そうなんですか? 実は俺も部屋に入れるの初めてで、ちょっと……いや、かなり緊張してます」
天音「あら、そうなんですか、だったら一緒ですね」
天音さんは楽しそうに笑うと、部屋を物珍しそうに眺めた。
天音「ここが裕也君の部屋なんですね〜。あ、あんなところにアルバム発見」
天音さんは一冊のアルバムを手に取ると、パラパラとページをめくる。
なんか、他人にアルバム見られるのってこそばゆい感覚だよな。
天音「あ、これ裕也さん? 可愛い〜」
天音さんが一枚の写真を指差して笑う。
見ると、俺の幼少期のおねしょの写真が写っている。
裕也「あ、あ、ダメ。こ、これは違うくてダメなんです」
天音「えー、いいじゃないですか。とっても可愛いくて」
俺は必死でアルバムを奪い返そうとするも、天音さんの見事なディフェンスに見事追い払われる。
くそー、あんな写真そうそうに燃やすべきだった。
天音さんがページをめくるにつれ、写真の中の俺は幼稚園、小学校と成長していく。
小学校卒業辺りで、最後のページになる。
天音「たくさん写真ありますね〜」
裕也「ああ、親父が撮るのが好きなんですよ。そのおかげで俺も恋もすっかり被写体慣れしちゃって、カメラ目線なんてお手の物ですよ」
裕也「でも親父の奴、もっと自然にしろーなんて怒るんですよ」
天音「ふふふ。あら、でも恋ちゃんの写真が一枚も見つかりませんね?」
裕也「ああ、それならこっちのアルバムに写ってますよ」
俺はもう一冊のアルバムを抜き取ると、天音さんに手渡した。
天音「あっ、本当。今も可愛いですけど、中学の制服着てる恋ちゃんもちっちゃくて可愛いですね〜」
裕也「あいつ、この当時からほとんど成長してないんですよ。いっつも並ぶ順番が前だーってブーたれてます」
天音「ふふ。あ、これが今の学校ですね。うわっ、入学当初は裕也君背が低かったんですね」
裕也「ええ、なんか一年でここまで伸びてしまって、骨が成長する音って言うんですか? その音がが寝てる時に聞こえるんですよ」
天音「ふわー、やっぱり男の人なんですね〜」
俺の数少ない自慢のうちの一つだけに、少し誇らしげに胸を張った。
そうこうしている内に、ページの約三分の一ぐらいで写真が終わる。
天音「むーーー」
裕也「ど、どうしました? 何か変なものでも写ってました?」
天音「写ってませんでした」
天音さんは不満げな声で答えた。
何故か口元を尖らせ、拗ねているようにも見える。
ど、どうしよどうしよー。なんか怒らせちゃったかな。
落ちついて見れば、その仕草がとても可愛いことに気づいただろうに、パニック状態に陥っている今の俺はオロオロするだけだった。
天音「写ってないんです……私が」
え? 語尾が小さくて聞き取りづらかったが、確かに今『私が』と聞こえた気がする。

467 :名無し名人:2007/01/29(月) 23:30:33 ID:HLNsGmVU
俺は真偽を確かめるべく、天音さんの顔を盗み見た。
天音「だから、私が裕也さんのアルバムに一枚も写っていないんですっ」
裕也「えっと……それは、だってホラっ……出会ったのも最近ですし……今まで接点がなかったわけで……」
天音「うー、そんなのわかってますけどなんだか嫌なんです」
うっ。
か、可愛い猛烈に可愛い。
ぷいっと横を向いている白い頬が朱に染まっているのが見える。
ここはチャンスだぞ裕也。ここで言わなくて何が漢ってもんだ。
裕也「あ、あの天音さん」
天音「……はい」
よし、言うぞ言うぞ。
裕也「写真がないなら……い、い、今からふた、ふた……」
よし、行けっ。あと少しだ俺! このまま最後まで言いきっちまえ!!
裕也「い、今から二人でこれか―――」
恋「はーーーい、お茶ですよーーーーーーーーーーーーっ!!」
お茶でもってブベラボハヒヘェ。
恋「ん、どうしたのお兄ちゃん前回り受身の練習? 止めてよね家で暴れるなんて」
こ、コイツ絶対ドアの前で息潜めてやがったな。
ギロリっ。俺は恋を睨むが当の本人はどこ吹く風、平然と受け流している。
恋「あ、天音さんととみ屋のバナナタルトって好きですか?」
天音「わぁ、大好物なんです。美味しいですよねここのタルト」
恋「そうなんですよね〜。あたし、あそこのチーズケーキも大好きで」
天音「わかりますわかります、あの食感がたまりませんよね。私はシュークリームが大好きでついつい食べ過ぎちゃうんです」
恋「そうそう、その日の体重計が怖くて怖くて」
……女はどうしてこうも甘い物でこんなにも意気投合できるのだろうか。
うう、せっかくいい雰囲気になってたのに。
恋「ん、お兄ちゃん食べないの?」
裕也「……食べるよ」
甘いはずのバナナタルトは何故か、しょっぱい悲しい味がした。

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