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すぎやまvs植松vs近藤vs桜庭vs崎元vs伊藤vs光田

408 : ◆wZw9OU7QWE :2006/09/20(水) 22:19:57 ID:AUCBfH24
>>407
それは唐突だった。

光田が現れた日から数日後、岩田から連絡があった。

「会わせたい人物がいる」

最低限の言葉で告げると岩田は電話を切ってしまったのだ。その後は連絡が付かなかった。

仕方なく、心当たりの店に足を運ぶと、彼らはすでにそこにいた。

「さっきはすまなかったな、人に知られるわけにいかないんだ。」

岩田は弘田に謝罪した。しかし、弘田の視線はその隣の人物に集中していた。

「・・・・・・テレプシコラ!?」

弘田は思わず叫んだが、テレプシコラと呼ばれた男は人差し指を振りつつ答えた。

「ハッハッハ、テレプシコラはやめてくれ。私はただの『クロレラ製造工場長』だよ。」

「岩田さん、どういうことなんですか!?」

弘田の問いに、岩田は困ったような表情で答えた。

「まぁ、見ての通りさ・・・・・・詳細は後でゆっくり話すけど、このムシキングは桜庭の攻撃から何とか逃げおおせて生き延びていたらしい。」

「そうなんですか・・・・・・おひさしぶりです、崎元さん。」

「弘田君、元気ないけど大丈夫?そういうときは酒飲むに限るんだよな。ほら、飲め飲め。」

崎元にむりやりグラスを押しつけられ、ウイスキーをなみなみと注がれる。

崎元がぽつりと言う。

「これは独り言だよ。そう、これは独り言だ。・・・・・・誰にだって嫉妬心はある。卑屈になることだってある。
でも成長すればそれに立ち向かうことだってできる。立ち向かう勇気がでたとき、それを成長と呼ぶんじゃないかな。
過去の過ちを認め、それを乗り越えた上で新たな関係を築くこと。友達って言うのはそういうものじゃないのかな。
ああ、これは独り言だよ。これは独り言なんだ・・・・・・」

「・・・・・・崎元さん・・・・・・」

「(・・・・・・そう、戻るんじゃない。進むんだ。)」

崎元はちらりと岩田を見る。岩田は軽く、しかし満足そうにうなずいた。

「岩田さん、崎元さん。僕は今の今まで悩んでいました。でも・・・・・・もう迷いはありません。」

決意を表明した弘田に岩田が「本当に?」と問う。弘田はしっかりとうなずく。

「はい。僕は、光田さんを止めたいです。それは敵だからじゃない。友達だからです。」

岩田と崎元は確信した。

憎しみからは何も生まれないことを弘田は知っている。

今はまだ小さな光でしかないが、彼は光田に匹敵する力を秘めている。

そして、その力を解放する日はおそらく・・・・・・近い。

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